短大の四年制大学への移行がさかんである。学習院女子短大→学習院女子大学、プール短大(大阪)→プール学院大学、平安女学院短大(京都)→平安女学院大学(四年制は滋賀県へ移転。短大も一部残存)、山手短大(兵庫)→山手大学(短大も一部残存)のように、大学の生き残りをかけている。仮に四百人定員の短大なら、総定員数は増やせないので、四年制へ移行するだけで単純に四百人×二年制→二百人×四年制の定員、即ち二百人の「小数精鋭」になる。今まで定員スレスレの競争率が定員半減の効果により二倍の競争率にはね上がる「仕掛け」である。既に私立中学受験でも、五〜六年前から大学入試と同じように定員割れが相次いでいる。関西でも武庫川女子大附属中学が定員を百人も削減したり、神戸の啓明女学院が男女共学化をして「啓明学院」と呼称も変更し志願者増を図っている。関東は公立高校のレベルダウンが関西よりも顕著であり、私立中学の難易度はさらに上昇しつつある。中学受験をテーマにした月刊誌『進学レーダー』(みくに出版)には重松清のインタビューや山中恒の連載まであり、着実に部数を伸ばしている。