ユニクロの初期のテレビCMに、中年のオバサンがレジの前で服をいきなり脱いで、セミヌードになってしまうのがある。日本初の熟年ヌードCMだったといわれこれは、「購入後3ヵ月間は、理由を問わずに返品・交換OK」という業界の常識を打ち破るシステムのキャンペーンのためだった。このシステムは、株式上場時の顧客への3つの約束「いつもきれいな売り場づくり」「広告商品の品切れ防止」とともにそのひとつであり、現在でも有効である。「マークス&スペンサーやランズエンドなど、世界の優良小売業はとっくにやっていること。われわれも商品について、顧客に対し全責任を負わなければ未来はない。上場そのものは、顧客にとってはどうでもいいこと。実際に顧客に対してどういう還元ができるかを考えてはじめた。自店で売った以上、その商品についてはメーカーではなく、われわれが顧客に対して責任を負うのは当然。返品・交換の申し出は、むしろ顧客からの貴重な情報提供と考えている。