定年という言葉は、明治時代に旧陸海軍で設けられた「現役定限年齢」の略語で、海軍工廠の職員に対して50歳を定年としたのが最初といわれています。その後、定年制は公務員や会社へと導入されていき、昭和25年前後からの高度経済成長以降、大企業から中小企業へと全国的に浸透していきました。そして平成10年、法律で即歳定年が義務化されました。定年制が設けられた背景には、企業は定年まで一生懸命働いた社員に、感謝の意を込めて退職金を支払い、老後の生活を保障するということがありました。若い労働力への世代交代をバランスよく行うという事情もありました。一方、会社員の定年制とは別に、日本の各地方にも伝統的に隠居する村社会の制度がありました。家の代表者が60歳になると家督を跡取りに譲り、隠居して社会の一線から退きます。しかし社会から隔絶されたわけではなく、村や若い者の相談役として長年の経験と叡智を授かったのです。村人としての役割が加齢とともに変化し、寺社などの匹話役、神社祭祀へと信仰面に移行し、老いの境地へとスムーズに着地できるシステムがあったのです。
社会人になると、知人のおけいこごとの発表会、個展などに招待される機会が多くなります。こんなときに、何をお祝いに持っていったらいいか考え込んでしまいます。しかし、発表会、個展などの催しは、当人にとって大勢の人が来てにぎわうのが一番うれしいこと。ですから、何よりのお祝いは「会場に足を運ぶ」ということです。そうはいっても、有料の発表会に招待されたときは、入場料に相当する菓子折りぐらいは持参したいですね。また、大げさでない程度の花束でもいいでしょう。また、招待されていても都合で行けないときは、花束にメッセージを添えて贈ります。できれば会場に置ける花を。花びんを必要とするものよりは、そのまま飾れる盛り花(アレンジメント)を。花屋に頼めばうまく作ってくれます。メッセージは「発表会の成功を願う」ような内容と、当日行けないおわびの言葉ぐらい書けば十分。個展の招待状が来たら、そのまま放っておくのは礼儀に反します。できるだけ時間の都合をつけて、会場に足を運んであげましょう。個展のお祝いは、本当は作品を買えば一番いいのでしょうが、それではちょっと負担が多すぎるような気がします。そこで、個展も菓子折りや花東程度のお祝いで済ませるのが基本。また、作品をよく鑑賞して、ひとこと作品についての感想を述べれば、相手も喜んでくれるでしょう。その際はけなすのはもちろん、変にほめちぎるのもわざとらしくタブー。どの作品が好きかを素直に伝えるのが一番です。発表会、個展ともに、招待されてもお祝い金を持参する必要はありません。
テーブルを離れる時期正式晩餐会では、晩餐が終了すると、主賓を主催者が別室へ先導する。それに続いて、一般招客も別室へ向かう。別室では、食後の飲み物が出されて、しばらく歓談が行われる。この時、食堂で、席の両側の人とだけ話していた人々が、他の招客との会話を楽しむ。王族や元首を迎えての正式ディナーではなく、もっと一般的なパーティーでは、ホステスがナプキンをテーブルに置くのに従って招客もナプキンを置き、ホステスが立ち上がるのに従って、席を立つ。そして別室でコーヒーや、食後の酒が供されるのだが、まず、ホステスが先に立って食堂を出るのに続いて、女性客が退出する。そして女性客はホステスの案内で別室で化粧を直しながら、女性同士の会話を楽しむのである。