銀行は、預かったお金をそのまま金庫に保管しておくわけではない。一部だけ残してあとは融資に回す。そのため、一度に預金を引き出されると融資ができなくなり、大変な事態が生じる。最悪の場合は、経営が破綻してしまうこともある。そんな悪夢が現実のものとなったのが、1920年代の昭和恐慌だ。全国的な取り付け騒ぎが起こり、中小銀行が次々と倒産していくことになった。当時、東京は関東大震災に襲われ壊滅状態におちいっていた。もちろん、経済も一時的にストップ。銀行は決済できなくなった手形を震災手形として、日銀から特別融資を受けていた。この手形で混乱を乗り切ろうとしたわけだ。しかし、世の中は不況の真っただ中にあったため、不良債権に経営を圧迫される銀行もあらわれはじめ、街では銀行の破綻が噂されていた。そんなさなか、ある衝撃的なニュースがもたらされる。当時の大蔵大臣が、答弁で、「渡辺銀行が破綻しました」と発言したのだ。それが新聞に取り上げられるや否や、預金者が渡辺銀行に殺到。じっさいには渡辺銀行は破綻していなかった。この不安は他の銀行にも波及し、各地の中小銀行の窓口に預金者が預金引き出しのために押し寄せた。そのため、わずか1か月の間に32もの銀行が破綻に追い込まれるという異常事態となったのである。こうした銀行の破綻は、その後の日本経済に暗雲をもたらすことになった。政府は、支払いを延期したり、急造紙幣を発行したりして銀行の救済策を図ったが、その迷走ぶりは戦争へと突入していく時代の混迷を物語っているようだ。戦後、日本は金融機関を手厚く保護する方向に向かっていく。それもこれも、この昭和恐慌の苦い教訓が、いかに重かったかということを意味している。
サプリメントは、英語のDietarySupplementの日本語訳で、一般に「栄養補助食品」と訳されています。一九九四年、米国でDSHEA法(DietarySupplementHealthandEducationAct=栄養補助食品・健康・教育法)が制定されました。この法律の中で、サプリメントとは、次のように定められています。「ハーブ、ビタミン、ミネラル、アミノ酸等の栄養素を一種類以上含む栄養補給のための製品」形状は錠剤、カプセル、粉末、液状などのもので、通常の食べ物の形以外のものとされています。日本では食品衛生法という法律で、口から摂取するものは食品か医薬品かのどちらかに区分されています。米国でもそれまでは、日本と同様に、食品と医薬品以外のものを認めていませんでしたが、DSHEA法ができたことにより、新たに「食品」「医薬品」のほかにも「サプリメント」というジャンルができたことになります。米国はこの法律によって、それまで曖昧であったサプリメントに明確な定義を与え、消費者が商品を選び利用する際に必要な情報をラベルで表示できるようにしました。
シャンパングラスはパーティーなどによく用いる平らで口が広いソーサー型のものと、ほっそりした長いフルート型のものがあります。水用グラスはタンブラーの場合もありますか、ゴブレット(脚付きグラス)の場合は大ぶりでグラスに厚みがあるものです。赤ワイングラスはたっぷり入る、やや大ぶりのもの、白ワイングラスは赤ワインダラスよりもやや小型になります。いずれも脚付きで、ボディ部分は丸くふくらみがあり、少し口がすぼまっています。赤白兼用のグラスになることもあります。では、ウエイターがワインボトルを持ってきて、グラスにつごうとしたとき、グラスは持ってついでもらうのが正しいのでしょうか。ウエイターのつぎやすい場所にグラスを移動させて置いてあげるべきなのでしょうか。レストランや結婚式の披露宴を見ていると、多くの人がグラスをウエイターに差し出してついでもらっています。しかも、ビールをついでもらうときのように、グラスを傾けて差し出す人も見られます。これらは、正しいマナーではありません。グラスはテーブルに置いたままでついでもらいます。グラスの位置が遠くにあってつぎにくそうな感じでも、位置をウエイターに近づけて置きなおす必要もありません。そのままでついでもらえばよいのです。ちなみに、ウエイターがサービスするときは、飲み物はその人の右側から、食べ物は左側から提供します。